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老いらくの恋

以前、別のブログで書いた記事の転載。
久しぶりに読み返してみて、感慨深い。
もし、時間が出来たら、老いらくの恋について書いてみるのも悪くないかと思う。

以下、引用

老いらくの恋ってやつに、最近、少し関心がある。
いや、あなたが思ったのより、たぶん、もう少し年上の人たちの話。
80歳以上、いわゆる後期高齢者のヒトたちの恋愛。

いわゆるドロッポ医の定番勤務なのだけれど、僕は、最近、老人ホームとか、老人病院とかに非常勤で行く機会が多い。
そういうところの入居者は、みな年寄り。あたりまえである。
年寄りで、だから、医学的な検査結果は、完全に正常というわけにも行かないのだけれど、でも、大掛かりな治療をしなくてはいけないというほどひどいものでもない。
多くの入居者も、歳をとったらそういうものだと割り切っているから、まあ、平和なものである。平和だと、医者の仕事なんて、ヒマなもの。日がな一日、年寄りと話をしているだけである。

特に医者に診てもらいたいわけでもない老人にとって、僕なんかは、ただ単に、時々来るだけの話好きのアンちゃんである。
そういうアンちゃんに話したい話題ってのも、ある程度、決まっているものなんだろうとと思う。
やたらとノロケ話が多いのである。

ウキウキしているときってのは、年齢に関係なく、ノロケたいのであろう。
彼と部屋にいる老人たちは、聞き飽きて、もう聞いてくれなくなっているのかもしれない。
時々訪問する家族には、彼は、隣のベッドのバアチャンに恋しているなんて言いにくいのかもしれない。
そういうわけで、彼らは、時々来るだけの話好きの医者相手にノロケているのだろう。

そういう「勤務中」に聞いた話、どれもこれも、濃厚な恋愛の話なのである。

これをネタに恋愛小説でも書きたくもなる。
でも、あいにく、僕には文才が足りなくて、後期高齢者の恋愛のなまめかしさを表現できない。
残念である。

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