« 英語はラテン語のたどった歴史を繰り返す(英語の分裂) | トップページ | AIの森 »

Twitterの可能性

最近、twitterにハマっているのだけれど、このtwitter、マジでウェブの世界を大きく変えるんじゃないかと思うようになってきた。いくつか、twitterの可能性について思うこと。

1、SNSプラットフォーム
SNS(的な何か)を作りたいひとのためのプラットフォームとして、twitterが便利なのではないかと考えている。ブログサービスが普及したことで、テキストサイト、日記サイト的なものを作るのが一気に簡単になったのと同じこと。

たぶん、近い将来、twitterと、その周辺サービスの融合が、SNS的なものを始めたい人に、それを簡単始められるようにするサービスに化けるのじゃないかという気がしている。

少し前、mixiがバカみたいに流行り始めたころ、いろんな会社がSNSに参入しようとしたことがある。とはいえ、mixiやmyspaceをひっくり返そうっていうほどの大きな野心を持ったプロジェクトは少なくて、ニッチ分野の小さなSNSみたいな話が多かった気がする。たとえば、ダイエッターのSNSとか、FXでお金儲けしたいひとのSNSとか、英会話の勉強SNSとか。ああいうのは、商売になるほどのメンバーを集められなかったSNSも多かったんだけれど、まあ、当該分野に関心のある人には便利なSNSも多くて。

ああいうのの受け皿になるサービスが、twitterをプラットフォームにすることで作れそうな気がしている。

2、「AIの森」
twitterには、人工知能が集まってくるかもしれない。

以前、一種の人工知能のような機能を持ったウェブサービスを設計していたことがある。それは、ウェブのフォームを介してユーザーがする質問に専門知識に基づいて答えてくれる、一種のエキスパートシステムだった。でも、このシステム、結局は、問題が多すぎて、商売としては成立しなかった。

最大の問題は、サーバーの負荷が大きすぎ、またメンテナンスの負担も大きすぎたこと。ウェブフォームからの質問に答えるために必要なDBアクセス負荷と計算負荷(DB内部のデータに基づいて、確率計算をしていた)が膨大で、また、計算に使ったアルゴリズムは、分散処理には不向きなものだった。そのため、少しアクセスが増えるとサーバーが負荷に耐えられなくなることが多かったのだ。

いま、類似のサービスを作るとしたら、twitterのbotとして実装すると思う。まず、twitterサーバーがユーザーからの直接のアクセス負荷をさばいてくれるのだから、サービス提供者は大規模なウェブサーバーを持つ必要がない。また、twitterのbotであればユーザーの質問にリアルタイムで答える必要はない。botに対して行われる質問を順番に待ち行列に入れ、それを順番にさばいていけばいいのだ。ユーザーのアクセスが増えれば、若干ユーザーの待ち時間が増えるかもしれないが、それだけのことである。

それに、人工知能的な機能を提供するサービスにとって、チャット相手になるbotという外見は、わかりやすいアナロジーだとも思う。

今は、まだ、twitterのbotは大した機能がないものが多いけれど、将来、twitterはたくさんの人工生物、人工生命がさえずり合う、「AIの森」のためのプロトコルになるかもしれない。

3、身体や医療を対象にしたtwitterサービス
リアルタイム性に優れ、また、携帯端末と相性が良いtwitterは、ユーザーの健康管理に有用なサービスを多く生み出す可能性があると思う。たとえば、すでに、ダイエッターが食事記録することを支援するtwitter クライアントがいくつか存在している。同様に、「糖尿病手帳」 on twitterとか、「血圧手帳」 on twitter、「母乳育児」 on twitter、なんていうのも、可能なんじゃないかと思う。twitterでは、非公開の通信には不向きなのだけれど、多分、育児やダイエットの記録を喜んで発信する人は多いのではないかと思う。現に、「ダイエット日記」とか「育児日記」のようなブログは結構ある。

多分、そういうサービスは、同じような目的を持つユーザーを集めるSNS的な機能と、ユーザーの動機づけや、簡単な質問に答えるbot、健康記録に向く、簡単な専用クライアントの組み合わせで実現されるのじゃないかと思う。

4、プロトコルとしてのtwitter
たぶん、twitterの様々な機能がオープンになっていく過程で、twitterはフィードのための一種のプロトコルのようになってしまうんじゃないかと思う。
URIも
http://twitter.com/medicalcloud
なんてのじゃなくて、
twitp://medicalcloud.tokyo.tw
twitp://medicalcloud.twitt.er
なんて書くようになるかもしれない。

みなさん、どう思われますか?

|

« 英語はラテン語のたどった歴史を繰り返す(英語の分裂) | トップページ | AIの森 »

コメント

最近自分の地域を見直そうと目立つダグを作ったら一気に人が集まり、2~3のチームが動いてます。ハッシュタグって象徴が如何に大切か思い知りました。昨日あった方は、チャットが進化した面白くないものとしてツイッターを捉えていたのが、ハッシュタグを叩くことで自分に興味ある情報が多く取れて楽しくなったと感謝されました。

私は事務なのでできるだけ医療に関してつぶやきませんが、とあるところに医療経営のハッシュタグつくるようにお願いしてみました。医療経営、dpc、会計に関することはみんなでそのハッシュタグを使ってつぶやいてもらう。英知が集まると思いますし話の展開も続くのではないかと思います。

個人が自分のアカウントでブログに誘導するより上手にタグを使った方が有意義だと思いました。
その次は患者用のタグを検討してみようかと考えます。

ハッシュタグって検索ツール、象徴であるとともに、人がどの分野に興味・貢献できるか表明できるのではないかとぼんやり考えています。

投稿: えりお | 2010年3月 4日 (木) 14時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1238660/32779429

この記事へのトラックバック一覧です: Twitterの可能性:

« 英語はラテン語のたどった歴史を繰り返す(英語の分裂) | トップページ | AIの森 »